私が物心ついた時には我が家で犬を飼っていました。数年でお別れしてしまった子たちもいましたがすぐに次の犬を飼った覚えがあります。歴代白い犬で名前は「シロ」。その子は私達に気が付くと高い声で鳴いて私達を呼びます。知らない人が来ると低い声で。その頃はあまり家の中で犬を飼う人も近くにいなくて、外で飼っている人が多かったです。家でも庭先で飼っていました。

エサもドックフードではなく夕飯の残り物をあげたりしていました。夏場などは残った餌が悪くなったり、虫が寄ってきらりしてお腹に虫がわいたりし体調を崩してしまったりしました。一番かわいがっていた「シロ」の最後は体調を崩し弱っていてとても苦しそうにしていたので、リードを外してあげました。するとゆっくりと歩いていき裏山の方へ。そっとしておいてあげようと離れると、次の日死んでしまっていました。その頃何かで聞いたりしましたが、飼い犬は誰にも最後を見せないという話を聞きました。私達に最後の優しさだったのかもしれません。その後、家では犬を飼うことはなくなりました。チワワなど小型犬が流行っていますね。今まで室内で飼ったことはないのですがいつか飼ってみたいと思っています。アパート暮らしの私にはちょっと難しいんですけどね。

近所では野良猫が歩いていたりします。昔は戸を開けて油断していると台所に入ってテーブルのおかずの残りを食べられることがありました。そのことが大きいのか、祖父母がいた頃から家では猫を飼うという話は全くありませんでした。父は特に好きではなかったのか、20歳くらいの時に子猫をもらってきたときも猛反対されました。私の実家は畑や田んぼが広がっています。その為なのか、離れた畑の片隅や通学路を歩いていると謎の段ボール箱が置いてあったりします。何かなぁ?と覗いてみると子猫が数匹入っていたことが何回もありました。子供の頃はそれがとてもかわいくてどうしても放っておけませんでした。学校に連れて行ったり、帰りがけ家に連れて帰ったりしました。学校でも家でも飼育に関してはどちらも飼えないと保護団体に連絡されてしまいました。

犬も猫も飼わなくなってかなり経ちます。ですが数年前に実家に二匹の猫がやって来ました。妹の義両親の保護した保護猫です。多くを飼えないと数日後に団体に引き渡すという事でした。生後数日の子猫達でその小ささやしぐさにみんな癒されました。二日ほど預かった後返すことになりましたが、どうしてもかわいそうと母は飼うことにしたようです。猫達が来ると甥や姪達が大盛り上がりで名前を付け可愛がりました。そのうちにその子たちに子供が生まれ増えていき妹たちも猫を飼うようになりました。私の所にも来た子がいました。アパートで飼えないのですが少し飼ってみようと。その可愛さは何とも癒されました。ですが、その子が気になり過ぎて出かけても集中できません。私はその子とお別れをしました。実家に行ってみんなと暮らしていました。

ですが、数日後亡くなってしまった事を聞きました。私はとても悲しく、でも一緒にいたらもっと悲しくなっていたと思います。父はそんな猫達に何も言わず、まぁかわいがるということもなかったのですが許していました。ほぼ寝たきりだった数年は、仕事で誰もいなくなる時間帯に居てくれるだけでも癒されていたのかもしれません。今では実家にその孫にあたる子達が二匹います。私がたまに帰ると寄ってきて謎の前転をしてきます。部屋にいるとその扉を開けて入ってきます。その姿に私達はとても癒されています。今では立派な家族です。