こんにちは。50代、女性、リリです。飼っていた犬で、腎臓が悪い子がいました。とても元気で病気になるとは思ってもいませんでした。ある日からあまりご飯を食べなくなってしまい、人間の食べるものまで欲しがっていたのに膝に飛びかかることもなくなり、寝ている時間が長い日が増え、トイレを済ますとまたトイレに向かい匂いを嗅いでいました。でもそれ以外は元気で散歩にも行きたがるので、風邪でも引いたのかな?と安易に考えていたら、ある日嘔吐したのです。
これは風邪じゃないなとすぐに病院へ連れていきました。先生はレントゲンや、血液検査をしてくれ、1時間以上待って、診察室に入りました。先生から「腎臓病ですね」と言われましたが、ハッキリ言って人間でも腎臓病と言われれば驚きます。「犬が、何で腎臓病に?」と悲しかったのか先生に詰め寄ってしましました。「同じ哺乳類ですし、臓器がある以上、同様の病気になります」と言われました。以前に心臓の悪い子を亡くしていたのでショックでした。「助かりますよね。まだ若い子だし」と聞くと、「ご存知かもしれませんが、腎臓病は完治がとても難しい病気です。
良くなることもありますが、ならないことも覚悟してください」と言われ、座り込んでしまいました。先生は「人間がなにかをしたからではなく、このワンちゃんがたまたま腎臓が病気にかかっただけですから、一緒に良くなるように頑張りましょう」と言われました。それからは、自宅にいても、ほとんど食べられなくなってしまい、原種に近かったのでとても大きかったのに、ガリガリに痩せてしまい、もう自宅では死んでしまうと入院をさせました。とても辛い決断でしたが、点滴を打たなくてはなりません。
自宅で出来ないので、毎日必ず病院にお見舞いに行きました。本当にどんどん痩せていって、「今日は調子はどう?」と涙がこらえられず聞きました。私をずっと見ていて早く出してといっているようでした。その日、先生から電話があり「今晩が山です。迎えに来ますか?」と言われ、もちろんもう一度、やっとゲージから出て抱っこして、その腕の中で息を引き取りました。愛犬の病気は本当に切なく悲しい出来事でした。