我が家の愛犬は、オスのボストンテリアです。私たち夫婦は、結婚して長く子供にも恵まれなかったこともあり、私がかねてから大好きだった鼻ぺちゃ犬を迎えることにし、ボストンテリアを選びました。
子供のころからとてもやんちゃで、最初はとてもてこずりました。床に落ちているものはもれなく奪ってガジガジにしてしまう、ケージの中でうんちを踏んでしまう、ちょっと離れただけでワンワン吠える・・・などなど、初めて犬を飼うため、毎日頭を悩ませていました。散歩もぐいぐい引っ張って、私は毎日ぐったり・・・。だけど、大変ではありましたが、犬のとの毎日は本当に楽しく、幸せなものでした!

夫婦ふたりだけの生活では、変わり映えのしない平凡な毎日でしたが、犬を迎えてから会話も増え、外出も楽しみなものとなり、毎日の散歩もとてもよいリフレッシュの時間となりました。また、あまり見ない犬種だったこともあり、通りすがるたくさんの方に声を掛けて頂いたり、それをきっかけに知人も増えました。
それまでほとんど家にこもりっきりだった私に、新しい外の世界を教えてくれたような気がしています。犬と一緒にあちこち旅行したり、登山をしたり、犬も一緒に入れるカフェを探してみたりと、とても新鮮な毎日でした。

やんちゃな反面、とてもやさしい犬でした。私が悲しい気持ちになったときに、そっと背中をくっつけて寄り添ってくれる。涙を流せば一目散に駆け寄ってきて、顔を嫌というほどなめてくれる。また、話しかければ、ことばが通じているわけはないでしょうが、彼なりに首をかしげて一生懸命理解しようとしてくれているようでした。
犬にどれだけ救われたかわかりません!

その後子供が生まれ、犬と子どもの関係を心配しましたが、犬はすぐに受け入れてくれていつも子供に寄り添ってくれました。子供にいくらちょっかいをかけられても決して怒らなかったり、子供のおもちゃで遊びたくても我慢していた姿が、切なくも印象的な姿です。
犬は家族の一員として欠かせない存在で、思い出は語りつくせません。